ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)

いつも花苗を仕入れに行く足立入谷市場への道すがら、尾久橋通りのベニバナトキワマンサクの花が綺麗です。

このベニバナトキワマンサクは中国原産のマンサク科トキワマンサク属の常緑樹です。病害虫にも強いことから生垣や街路樹などにも使われています。トキワマンサク基本種の花色は黄白色ですが、このベニバナトキワマンサクは花色が赤紫色の変種になります。

タチツボスミレ(立壺菫)スミレ科スミレ属

スミレにはいろいろな種類がありますが、上の写真はタチツボスミレはという墨壺のような丸型の葉をしていて都会でもよく見かける多年草のスミレです。今、庭のいろいろな所で咲いています。下の写真のスミレは葉が細長い一般的なスミレで、側溝の隙間に生えていた土根性スミレです。

スミレのタネには糖質のエライオソームというアリの好物が付いていて、アリはスミレのタネを見付けると皆んなで巣に運んでいきます。エライオソームだけを食べた後、タネは巣外に放出にされ、スミレは生育範囲を広げていく巧みな戦略を持っているのです。このように風に飛ばされたタネは隙間や地面に落ちて発芽していくことになるのです。

谷中霊園&上野公園の桜 3月28日 / 2022

桜の満開宣言が出され、日暮里駅から谷中霊園を通って上野まで桜を見に行ってきました。谷中霊園では徳川慶喜はじめ著名な方の墓があるのは知っていましたが、近くに住んでいながら拝見することはありませんでした。行き違った毎日散歩しているという94歳のご婦人に案内されて、徳川慶喜、鳩山威一郎、横山大観、渋沢栄一などのお墓も桜見物のついでに拝見させていただいてきました。

上野公園の桜は宴会の中を見なければならない嫌気もなく、一方通行でコロナの心配も軽減されていたので気持ちよく見させていただきました。

満光寺さんの枝垂れ桜

お彼岸明けの24日、満光寺さんにお墓参りに行ってきました。枝垂れ桜は満開でした。去年はお彼岸前に満開になっていましたので今年は遅かったようです。靖国神社での開花宣言も去年より6日遅かったので同じようです。

若葉が赤いのは

新芽が赤いのは若葉を紫外線から守るため

この時期、芽生えてくる樹木の若葉が赤い色をした物があるのをお気づきでしょうか。

樹木には生垣などにもよく使われるベニカナメモチ(レッドロビン)やバラやサクラなどもそうですが、新芽が赤くなるタイプの樹木が多くあります。赤くなるのは薄く軟弱な新芽を紫外線から守るために日光を遮って日焼け防止の効果を果たすアントシアニンという物質を生成するからです。アントシアニンが多くなるタイプの樹木が新芽が展開する時期に葉を赤くするのです。

葉が厚く、丈夫になる初夏には光合成を活発にするためにクロロフィル(葉緑素)が多くなり、葉はどんどん緑を濃くしていきます。

いよいよノースポールの春です

ノースポールは11 月頃から苗は販売されていますが、冬の間は数輪しか咲いてくれませんが、これからがノースポールの本当の出番になります。大きく育った株一面に白い花を咲かせ、ゴールデンウイークあたりまで楽しませてくれます。

ミツバツツジ(三葉躑躅)が咲き出しました

ミツバツツジは落葉性のツツジで、関東地方で自生するミツバツツジにはミツバツツジ(おしべが5本)のほかトウゴクミツバツツジ(おしべが10本で毛がたくさん生えている)、キヨスミツツジ(おしべが10本で毛が生えていない)の3種があります。

キヨスミミツバツツジ

植え替え

この時期冬枯れして空いているポットに春の花を植え付けをしようと土を掘り起こすとよく出てくるのがコガネムシ(黄金虫)の幼虫です。

かわいそうではありますが、補殺しないと根を食べられて植え付けた植物がみんな枯れてしまいます。面倒ですが、土を一回全部出してチェックする必要があります。1尺鉢で10匹以上の幼虫がいることも特別ではありません。せっかく植え付けた花苗や野菜苗が1日で萎れて枯れてしまうことになりますから手を抜けません。コガネムシの詳しい情報はこちらから