チャイニーズホーリー(ヒイラギモチ)

赤い実を付けないヒイラギはモクセイ科なのに対して、このチャイニーズホーリーと呼ばれているヒイラギモチはイングリッシュホーリー(西洋ヒイラギ)と同じモチノキ科の近縁種になります。ヨーロッパなどキリスト教で尊ばれるクリスマスホーリーとも呼ばれる西洋ヒイラギは赤い実は付けますが、トゲトゲの葉は幼木だけで、成木になるとトゲトゲはなくなり、丸い葉になってしまいます。それに対してトゲトゲの葉に赤い実をつける中国原産のヒイラギモチ(チャイニーズホーリー)はいかにもクリスマスっぽいので日本で人気を博しているのです。 

ちなみに名にホーリーが付いているのでいかにもクリスマスっぽく感じがしますが、このホーリー「holly」という名称はモチノキ科の総称であって、聖なるを意味する「holy」とは意味が違います。