フキの雌花と雄花

今年たくさんフキノトウを食べさせてもらいましたが、フキは雌雄異株で雌花と雄花があるということを今になって知りました。雄株の花は花粉が付くので少し黄色っぽく、雌株の花は白っぽく、受粉して綿毛が付いたタネが出来ます。上の写真は現在の雌花と雄花の状態です。フキノトウの味は両花ともあまり変わらないようですが、雄花の方が苦味が強いようではあります。

野菜用レイズドベットを作成

近年、腰を曲げないでも車椅子のままでも野菜やハーブ、花などの栽培作業ができる足を付きの嵩上げされたレイズドベットが人気になっています。「ベジトラグ」という木製でおしゃれなデザインで組み立てキットになっている製品も販売されています。

今日は使い古しの木材があったので再利用してベランダ置きの野菜栽培用レイズドベットを作ってみました。排水性や通気性を良くするために底面と側面の板には隙間を開けて、内側に砂利下用の防草シートを貼り付けました。この深さなら根菜類も結構作れるかと思っています。

タチツボスミレ(立壺菫)スミレ科スミレ属

スミレにはいろいろな種類がありますが、上の写真はタチツボスミレはという墨壺のような丸型の葉をしていて都会でもよく見かける多年草のスミレです。今、庭のいろいろな所で咲いています。下の写真のスミレは葉が細長い一般的なスミレで、側溝の隙間に生えていた土根性スミレです。

スミレのタネには糖質のエライオソームというアリの好物が付いていて、アリはスミレのタネを見付けると皆んなで巣に運んでいきます。エライオソームだけを食べた後、タネは巣外に放出にされ、スミレは生育範囲を広げていく巧みな戦略を持っているのです。このように風に飛ばされたタネは隙間や地面に落ちて発芽していくことになるのです。

花盛りになりました

ハナニラ(イフェイオン)が咲き出して、がぜん庭が賑やかになってました。チューリップはまだですが、イベリス、ビオラ、スイセン、ヒヤシンス、ムスカリなど花盛りです。

ビオラのバスケット

講習会でも作ったビオラのバスケットが見頃になりました。庭にアイアンフェンスを設置して、取り付けました。先日は雪が降るというので慌ててビニールでカバーしました。

アオムシ対策

モンシロチョウやモンキチョウが飛び始めてきたので、青虫に食われないように寒冷紗で防虫です。

モンシロチョウ

ついでに、またのらぼう菜を収穫しました。

とう立ちしたのらぼう菜は筋もなく甘みもあって美味しい葉物野菜です。青梅や飯能などを中心とした地場野菜で、かき菜に近いアブラナ科の野菜になります。伝統野菜や固定種を扱っている「野口のタネ」でタネを購入し、秋に蒔いて冬越ししさせました。

若葉が赤いのは

新芽が赤いのは若葉を紫外線から守るため

この時期、芽生えてくる樹木の若葉が赤い色をした物があるのをお気づきでしょうか。

樹木には生垣などにもよく使われるベニカナメモチ(レッドロビン)やバラやサクラなどもそうですが、新芽が赤くなるタイプの樹木が多くあります。赤くなるのは薄く軟弱な新芽を紫外線から守るために日光を遮って日焼け防止の効果を果たすアントシアニンという物質を生成するからです。アントシアニンが多くなるタイプの樹木が新芽が展開する時期に葉を赤くするのです。

葉が厚く、丈夫になる初夏には光合成を活発にするためにクロロフィル(葉緑素)が多くなり、葉はどんどん緑を濃くしていきます。