今年は樹木の花付きが特別いいのでしょうか、道沿いで今まであまり気が付かなかった木々の花が見事で、思わず足を止めてしまいます。
ブラシノキはオーストラリア原産のフトモモ科でカリステモンや和名の金宝樹とも呼ばれている常緑低木です。オーストラリアからは近年特徴的な花や葉の樹木が入ってきていますが、このブラシノキは古くから導入されています。実が硬く、数年分が枝に残ります。現地ではよく山火事が発生し、焼け残った種が発芽すると言う事です。
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今年は樹木の花付きが特別いいのでしょうか、道沿いで今まであまり気が付かなかった木々の花が見事で、思わず足を止めてしまいます。
ブラシノキはオーストラリア原産のフトモモ科でカリステモンや和名の金宝樹とも呼ばれている常緑低木です。オーストラリアからは近年特徴的な花や葉の樹木が入ってきていますが、このブラシノキは古くから導入されています。実が硬く、数年分が枝に残ります。現地ではよく山火事が発生し、焼け残った種が発芽すると言う事です。
道端で可愛らしい花を見つけました。今まで見たことがない花でしたので、調べてみました。
南アフリカ原産のアヤメ科フリージア属の半耐寒性の秋植え球根で、5月ごろに花を咲かせ、夏には休眠してしまうそうです。日本への導入は古く、大正時代には観賞用として入ってきたそうです。球根植物ということですが、こぼれ種でも増えていくということです。コンクリートの隙間から発芽することも多いようです。
エゴノキは日本をはじめ北東アジアを中心に自生しているエゴノキ科エゴノキ属の落葉高木です。4月から5月ごろに白またはピンクの花を咲かせます。花後の7月ごろになると緑色の実がなり、熟すと茶色の種が弾けて落ちます。果皮にはエゴサポニンという毒があり、食べるとえぐいということから名がつけられているようです。
花にはブンブンと蜂が集まっていました。隣にはハコネウツギの花もありすが、そっちには目も向けず?、エゴノキの花にだけ花から花へ盛んに飛び回っていました。
ウツギは日本や中国に自生するアジサイ科ウツギ属の落葉低木で5月から6月に白い花を咲かせます。ウツギ(空木)の名は茎が中空であることから名付けられているようです。ウツギと名がある植物でもタニウツギやハコネウツギのようにスイカズラ科のグループと本種のアジサイ科(ユキノシタ科)のグループに分けられます。卯月(旧暦の4月)に花が咲くことから卯の花とも呼ばれています。上の写真は日本の固有種になる矮性種のヒメウツギになります。ヒメウツギに匂いは全然ありません。
「卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来鳴きて 忍音もらす 夏は来ぬ」
ヤマボウシはミズキ科ミズキ属の落葉高木でハナミズキの近縁種になります。ハナミズキが葉が出るより先に花が咲くのに対してヤマボウシは葉を展開した後に花を咲かせます。花期もハナミズキより遅れて初夏を代表する花になります。
カイガラムシやアブラムシが付くことがあり、葉が黒くなるすす病を発症することがあります。また、中国原産の常緑ヤマボウシは近年人気になっています。
ハゴロモジャスミンはモクセイ科ソケイ属の中国原産の半常緑のつる性植物です。今、甘い香りに目を向けると、フェンスなどに巻きついているなどして冬越ししたハゴロモジャスミンの花が満開になっていることに気が付きます。
ソケイ属はジャスミンという総称もでも呼ばれており、強い芳香のあるものが多く、香水やジャスミンティーなどにも利用されています。(オウバイモは同じ仲間になりますが、香りはありません。)
石化(帯化)したジンチョウゲをほ見つけました。茎や葉などが板のように奇形化することを石化(帯化)と言います。色々な植物に認められていますが、この沈丁花やプリムラなどもよく石化する植物の一つです。原因は突然変異、遺伝、細菌、虫など色々なことが原因とされています。
ともに今庭に咲いているオオデマリとコデマリですが、オオデマリはレンプクソウ(スイカズラ)科ガマズミ属のヤブデマリの変種で、英名でジャパニーズ・スノーボールと名があるように日本や台湾・中国に自生する落葉低木です。それに対して同じように手毬の名がついているもののコデマリはバラ科シモツケ属のユキヤナギの仲間になる低木になります。
今年も目を惹く鮮やかな黄色の花を咲かせてくれました。
キエビネは日本や朝鮮半島などの北東アジアに自生するラン科の多年草(宿根草)です。4月から5月に黄色い花を咲かせます。エビネは偽球根が海老に似ることからその名があります。
シャクナゲ ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木 北半球の亜寒帯から熱帯山地 開花期は4月~6月 日本に自生しているシャクナゲと西洋シャクナゲが流通しています。
他のツツジのような強剪定は避け、花後は芽欠き剪定留めるようにします。