ヤブガラシは厄介な雑草です

近年、手を焼いている雑草にヤブガラシがいます。ヤブガラシはブドウ科ヤブガラシ属のつる植物の多年草です。国内では南西諸島から北海道まで全国に分布し、3mを超えて樹木などに巻きついて覆いかぶさって旺盛に茂っていく植物です。藪(ヤブ)を枯らしてしまうほどということで名が付けられています。地下茎が長く伸びて、そこからどんどん新しい新芽が伸びてくので駆除するのが困難な雑草です。花も咲かせるものの、関東以北では実にはならないということですが、中部以西では黒い実がなるということです。

初めのうちは、見かけるとすぐ抜いているのですが、近頃は手に追えなくなっています。

ツマグロヒョウモン

この時期、豹柄の蝶が花の蜜を求めて飛び回っているのを見かけます。ツマグロヒョウモンというタテハチョウです。写真の個体はメスで、オスは茶色い地に黒い斑点だけの地味色合いのな蝶になります。日本では主に関西以西に分布していましたが温暖化に伴って近年北進が進んで、関東地方には普通に見られるようになりました。他の蝶に比べて晩秋の11月くらいまで飛んでいるのが見られます。幼虫は黒地に赤い突起を持っているのでちょっと危ない感じがしますが、毒はありません。幼虫か蛹で越冬するようですが、食性がスミレ類なので早めにビオラやパンジーなどを植え付けた場合や晩春などに食害される恐れがあるので気を付ける必要があります。発生する個体数は多くはありません。

ゼニゴケの駆除

庭にゼニゴケが広がって来てしまいました。今年は雨が多かったことも影響しているのかも知れません。ゼニゴケはゼニゴケ科ゼニゴケ属の植物ですが、少し変わった性質を持っています。雄器托という器官で精子を作り、雨が降ると精子が移動して傘のような形の雌器托と呼ばれる器官で作られた卵子に受精して胞子が作られ、飛び散って増えるという繁殖とジェンダーフリーの器官でクローンが作られて繁殖していく二つの過程を持っています。

ゼニゴケは湿気の多い所や酸性土壌を好みます。駆除するには消石灰を撒くか、酢酸ナトリウムなどを成分としたコケレス(レインポー薬品)などの専用駆除剤を使うと効果的です。

今年はカリンの実がたくさん付きました

カリンがこんなにたくさんの実を付けたのは始めてです。

カリンはバラ科カリン属の落葉高木で中国から渡来した果樹になります。実は黄色く熟すと甘い香りを持ちますが、硬くそのままでは食用にはなりません。焼酎などにつけて飲用にしたり、ジャムにしたりして食用します。薬用効果もあり、咳止めやのど荒れに効果があるとされます。

春、短枝にピンクの可愛い花を咲かせるので、落葉期に短めに剪定します。

収穫したトウガラシ(唐辛子)の実

トウガラシはナス科トウガラシ属の野菜ですがとても丈夫な野菜ですね。唐(中国)という名が付けられているものの、実際には中南米原産の植物になります。熱帯地方では多年草又は低木ということですが、日本では基本1年草として栽培されています。株元で刈り取って収穫しましたが根を残しておいたので、また伸びてきて今花を咲かせています。もう一度収穫までいけるか様子をみています。

どれもアスパラガスです

観葉植物のアスパラガスは野菜のアスバラガスとは違う種類のアスバラガスになりますが、アスパラガスは100種を遙かに越すたくさんの仲間をもつ植物なのです。葉の様に見えるのは本当は葉ではなく枝が変化したもので仮葉と呼ばれているものです。観葉植物として出回っている3種をご紹介。

  • アスパラガス・セタケウス‘ナヌス’Asparagus setaceus ‘Nanus’仮葉は緑色、三角の羽毛のように扁平で繊細な葉を茂らせます。
  • アスパラガス・エチオピクス‘ミエルシー’Asparagus aethiopicus ‘Myersii’仮葉は緑色、棒状にこんもりした形状の葉を展開させる。‘メリー’や‘メイリー’とも呼ばれています。
  • アスパラガス・エチオピクス‘スプレンゲリ’Asparagus aethiopicus ‘Sprengeri’仮葉は緑色、扁平で茎は長く下垂します。

高性チャメドレアの花

観葉植物のヤシ科の高性チャメドレアの花が咲いています。チャメドレアはヤシの中でも葉が丸みを持っているのが特徴的な物です。綺麗とは言えませんが、変わった花が今咲いています。すでに実になっている物も残っていますが、この実もちょっと変わっています。

クレマチス「プリンセスダイアナ」の花

いつの間にか「プリンセスダイアナ」の花がたくさん咲いていました。

クレマチスの「プリンセスダイアナ」はテキセンシス系のクレマチスで、チューリップ型の花を付けます。新枝咲きの品種なので冬は枯れて、新しく伸びた枝に花を咲かせます。