オオデマリ(大手毬)とコデマリ(小手毬)

オオデマリ
コデマリ

ともに今庭に咲いているオオデマリとコデマリですが、オオデマリはレンプクソウ(スイカズラ)科ガマズミ属のヤブデマリの変種で、英名でジャパニーズ・スノーボールと名があるように日本や台湾・中国に自生する落葉低木です。それに対して同じように手毬の名がついているもののコデマリはバラ科シモツケ属のユキヤナギの仲間になる低木になります。

ビバーナム スノーボール

キエビネ(黄海老根)が咲きました

今年も目を惹く鮮やかな黄色の花を咲かせてくれました。

キエビネは日本や朝鮮半島などの北東アジアに自生するラン科の多年草(宿根草)です。4月から5月に黄色い花を咲かせます。エビネは偽球根が海老に似ることからその名があります。

ご近所のシャクナゲ(石楠花)が見頃です

シャクナゲ ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木 北半球の亜寒帯から熱帯山地  開花期は4月~6月  日本に自生しているシャクナゲと西洋シャクナゲが流通しています。

他のツツジのような強剪定は避け、花後は芽欠き剪定留めるようにします。  

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)

ナガミヒナゲシ ケシ科ケシ属の1年草 原産地は地中海沿岸地方 開花期は4月~5月

近所のマンションの前庭に密集して咲いていたナガミヒナゲシを見つけました。このように他の植物の生育を阻害しながら広がっていきます。また、ヘロインではありませんが実をはじめ茎や根にも毒性が認められているので注意が必要になります。駆除対象の外来植物ではありませんが、かわいいとばかり言ってはいられない植物ではあります。

 2019年のナガミヒナゲシの過去記事  2021年のナガミヒナゲシについての記事

ハナミズキ(花水木)が咲き出しました

ハナミズキはミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜科の北アメリカ原産の落葉高木です。ヤマボウシの花が葉が展開した後に咲くのに対して、ハナミズキはサクラのように葉が出る前に花が咲くのでよく目立ちます。中心にあるのが花で、花びらのように見えるのは総苞という花を守るために葉が変形したものになります。

チューリップの花の不思議

チューリップの花を守っている硬い蕾は緑色からいつの間にか黄色や赤などの花色に変わっていきます。6枚の花びらのうち花を護っている外側の3枚の花びらは本来は萼(がく)に当たるもので、幼い花を護る役割があります。花が成熟するとその役割を終えて、今度は内側の花色に色を変えて花弁化していくのです。そして開花した花弁は寒暖に反応して開閉を繰り返しながら大きくなっていきます。明るさに反応して開閉するのではなく、寒いと閉じて、暖かくなると開くのを繰り返すのです。そして1週間から10日間で花弁は役割を終えて落下してしまうのです。

フキの雌花と雄花

今年たくさんフキノトウを食べさせてもらいましたが、フキは雌雄異株で雌花と雄花があるということを今になって知りました。雄株の花は花粉が付くので少し黄色っぽく、雌株の花は白っぽく、受粉して綿毛が付いたタネが出来ます。上の写真は現在の雌花と雄花の状態です。フキノトウの味は両花ともあまり変わらないようですが、雄花の方が苦味が強いようではあります。