ウメにマルカタカイガラムシがついてなかなか駆除できないでいました。マシン油などの殺虫剤を使ってはいたのですが、ウメには樹皮の割れ目があってどうしてもその中に潜むカイガラムシを駆除できないでいました。5月頃に幼虫が孵化するタイミングがいいということですが、なかなかそのタイミングが掴めずにいて、樹勢が回復できないでいました。
10年以上も前のものですが、石灰硫黄合剤があったので、使ってみることにしました。かなり強い匂いが残っていたので効果は期待できると思われ、使ってみることにしました。この石灰硫黄合剤は強アルカリ性で匂いも強く、金属を錆びさせたり皮膚や眼などを犯し易いので普通物の農薬ではあるものの現在は家庭園芸用の小口の薬剤は販売していません。
落葉期に果樹や樹木などに使うことが多い殺虫と殺菌の両方に効果がある薬剤になります。カイガラムシやハダニの殺虫や赤星病や黒星病の殺菌にも使われる薬剤になります。