ジフィーポットに3月3日にタネで撒いたコマツナを花壇に定植しました。
ミツバツツジ(三葉躑躅)が咲き出しました
ミツバツツジは落葉性のツツジで、関東地方で自生するミツバツツジにはミツバツツジ(おしべが5本)のほかトウゴクミツバツツジ(おしべが10本で毛がたくさん生えている)、キヨスミツツジ(おしべが10本で毛が生えていない)の3種があります。
16年物の植え替え
2006年の11月の講習会で行ったボックスウッドのトピアリー。何回か剪定はしていましたが、いつの間にか庭で放ったかしになってしまっていました。こんな小さな鉢で16年間も健気に生きていてくれました。思い切って植え替えをしました。
素直に抜けてくれるとは思いませんでしたが、思った以上のしぶとさでした。まずトピアリーを外して作業開始です。植え替え用のナイフもまるで受け付けないので、ドリルで周りに穴を開けてからバールと植え替え用のナイフでこじ開けてやっと植え替え用のナイフが一回り入って抜くことができました。
マット状に張っていた根を削って整形して完了です。
コガネムシ(コガネムシ科スジコガネ)
コガネムシは成虫になると体長2センチほどになる食葉性の甲虫で、幼虫は土中で根を食べて成長します。近い仲間には鈍い光沢のある緑色のアオドウガネ、光沢のある茶色のドウガネブイブイ、小型のヒメコガネ、マメコガネなどがいます。近年都会で多く見かけるのが光沢のあるコガネムシになります。
成虫の寿命は30日ほどで、5月から8月ごろに活動します。夏頃に交尾して土中に数十個ずつ数日間にわたって産卵し、幼虫で越冬します。暖かくなると蛹を作り初夏に羽化して成虫になるというサイクルを繰り返します。
成虫は野菜から常緑樹や落葉樹など広範囲な葉を食害し、幼虫は土中で根を食害します。成虫、幼虫ともに個体数も多く、甚大な被害を及ぼす害虫になります。
成虫に対しては活動が不活発な朝方にスミチオンなどの殺虫剤の散布が効果的です。1週間程度なら予防効果も期待できます。幼虫に対しては鉢植えに対しては補殺が最も効果的ですが、庭の場合はダイアジノンやオルトランなどの顆粒状の殺虫剤を地面に散布して、土中に成分を浸透させることにより駆除することができます。寒い時期は土中深くに移動してしまうので秋や春先がいいのかも知れません。
コガネムシに似ている甲虫にカナブンやハナムグリがいますが、これらの甲虫は害虫ではありません。カナブンは体か角張っていて成虫の食べ物は主に樹液で幼虫も根を食べません。ハナムグリは小型で主に花の蜜や花粉を食べます。
植え替え
この時期冬枯れして空いているポットに春の花を植え付けをしようと土を掘り起こすとよく出てくるのがコガネムシ(黄金虫)の幼虫です。
かわいそうではありますが、補殺しないと根を食べられて植え付けた植物がみんな枯れてしまいます。面倒ですが、土を一回全部出してチェックする必要があります。1尺鉢で10匹以上の幼虫がいることも特別ではありません。せっかく植え付けた花苗や野菜苗が1日で萎れて枯れてしまうことになりますから手を抜けません。コガネムシの詳しい情報はこちらから
メダカ(楊貴妃)がしっかり生き残りました
冬の間下の方に沈み込んでいたメダカが暖かくなって上に出て泳ぐようになりました。何匹かの死骸がありましたが、やせ細ってはいましたが大方のメダカが生き残ってくれました。ホテイソウやアナカリスは枯れて腐ってしまっていたので取り除いて水替えもしました。奇形のメダカも出てきていたので追加用の同じ品種の楊貴妃メダカと金魚藻(カボンバ)を買ってきて入れてやりました。
花苗等新入荷 3月15日 / 2022
アネモネ鉢4寸 ビオラ オステオスペルマム パセリ
雪釣りを外しました
越冬した虫が這い出してくるという二十四節気の啓蟄(3月5日〜)の七十二節気で末頃(越冬した蛹の蝶が羽化して飛び回る頃)にあたる今日15日、松の雪釣りを外しました。今年初めて「雪釣り」をしてみましたが、「雪釣り」をしてから何回か積雪があったので情緒的なものだけでなく実質的にも効果があったので、やってみてよかったと思いました。来年も是非やってみたいと思っています。
そう言えば、この前モンキチョウが飛んでいるのを見かけました。
季節は進んでいきます
東京では今日最高気温が24℃の予報が出ています。ウメの花は散り始めましたが、この分だと桜の開花も近いのかも知れません。
タマカタカイガラムシ(カイガラムシ科カタカイガラムシ属)
カイガラムシはいろいろな形状をしたたくさんの仲間がいますが、このマルカタカイガラムシはルビーロウムシと同じカタカイガラムシ属のカイガラムシです。雌の成虫は直径4mmほどの丸く固い形をしています。5月ごろ産卵して孵化した幼虫は一定期間動き回り、その後枝や幹に移動して固着します。幼虫で越冬するということです。放っておくと爆発的に増殖して樹勢を衰えさせたり枯死もさせる厄介な害虫です。
ブラシなどでこそぎ落とし、孵化した直後の5月に薬剤散布するのが有効とされています。幼虫時期は一般的な園芸用殺虫剤の散布が効きますが、他の時期はマシン油や石灰硫黄合剤(冬季使用)も効果があるとされています。アカホシテントウは天敵なのでアカホシテントウがいる場合は殺虫剤の散布は避けて様子を見た方がいいのではないかと思われます。