ツマグロヒョウモン

この時期、豹柄の蝶が花の蜜を求めて飛び回っているのを見かけます。ツマグロヒョウモンというタテハチョウです。写真の個体はメスで、オスは茶色い地に黒い斑点だけの地味色合いのな蝶になります。日本では主に関西以西に分布していましたが温暖化に伴って近年北進が進んで、関東地方には普通に見られるようになりました。他の蝶に比べて晩秋の11月くらいまで飛んでいるのが見られます。幼虫は黒地に赤い突起を持っているのでちょっと危ない感じがしますが、毒はありません。幼虫か蛹で越冬するようですが、食性がスミレ類なので早めにビオラやパンジーなどを植え付けた場合や晩春などに食害される恐れがあるので気を付ける必要があります。発生する個体数は多くはありません。

ゼニゴケの駆除

庭にゼニゴケが広がって来てしまいました。今年は雨が多かったことも影響しているのかも知れません。ゼニゴケはゼニゴケ科ゼニゴケ属の植物ですが、少し変わった性質を持っています。雄器托という器官で精子を作り、雨が降ると精子が移動して傘のような形の雌器托と呼ばれる器官で作られた卵子に受精して胞子が作られ、飛び散って増えるという繁殖とジェンダーフリーの器官でクローンが作られて繁殖していく二つの過程を持っています。

ゼニゴケは湿気の多い所や酸性土壌を好みます。駆除するには消石灰を撒くか、酢酸ナトリウムなどを成分としたコケレス(レインポー薬品)などの専用駆除剤を使うと効果的です。

カキとレモンは不作でした

レモンは1株で3個だけ、カキは収穫量に違いがあるものの毎年たくさん収穫できていたのに今年は本当に少ししか実がついていません。一律に短く剪定してしまったためかも知れません。

今年はカリンの実がたくさん付きました

カリンがこんなにたくさんの実を付けたのは始めてです。

カリンはバラ科カリン属の落葉高木で中国から渡来した果樹になります。実は黄色く熟すと甘い香りを持ちますが、硬くそのままでは食用にはなりません。焼酎などにつけて飲用にしたり、ジャムにしたりして食用します。薬用効果もあり、咳止めやのど荒れに効果があるとされます。

春、短枝にピンクの可愛い花を咲かせるので、落葉期に短めに剪定します。

収穫したトウガラシ(唐辛子)の実

トウガラシはナス科トウガラシ属の野菜ですがとても丈夫な野菜ですね。唐(中国)という名が付けられているものの、実際には中南米原産の植物になります。熱帯地方では多年草又は低木ということですが、日本では基本1年草として栽培されています。株元で刈り取って収穫しましたが根を残しておいたので、また伸びてきて今花を咲かせています。もう一度収穫までいけるか様子をみています。

10月講習会が始まりました

マリーゴールド、ウインターコスモス、カルーナ、ジニア・プロフュージョンなとぜ4種5株を寄せ植えしています。回によって花色は変えさせていただいています。講習では今回使っている植物についての説明や秋の寄せ植えを作る上でのポイントなどをお話ししています。