黒松の雪吊り

今日は七草。松かざりを外して、準備しておいた雪吊りを設置しました。去年は1月6日にやった所、途端に雪になってしまいました。

今年は棒を少し高くし、雪吊りの頭の飾りを変え、縄の数も4本増やしてバージョンアップしてみました。

チャイニーズホーリー(ヒイラギモチ)

赤い実を付けないヒイラギはモクセイ科なのに対して、このチャイニーズホーリーと呼ばれているヒイラギモチはイングリッシュホーリー(西洋ヒイラギ)と同じモチノキ科の近縁種になります。ヨーロッパなどキリスト教で尊ばれるクリスマスホーリーとも呼ばれる西洋ヒイラギは赤い実は付けますが、トゲトゲの葉は幼木だけで、成木になるとトゲトゲはなくなり、丸い葉になってしまいます。それに対してトゲトゲの葉に赤い実をつける中国原産のヒイラギモチ(チャイニーズホーリー)はいかにもクリスマスっぽいので日本で人気を博しているのです。 

ちなみに名にホーリーが付いているのでいかにもクリスマスっぽく感じがしますが、このホーリー「holly」という名称はモチノキ科の総称であって、聖なるを意味する「holy」とは意味が違います。

ヒイラギ(柊)の花が咲いています

ヒイラギはモクセイ科モクセイ属の常緑低木です。葉に棘があり、日本では邪気を払うということで節分の頃に玄関先に刺したり、厄難を追い出すなど鬼門除けにしたする縁起木としての価値もある樹木です。萌芽力も強く、丈夫で生垣などにも利用されています。10月から11月にキンモクセイに似た甘い芳香のある白い花を咲かせます。赤い実が付く西洋ヒイラギ(イングリッシュホーリー)やチャイニーズホーリーはヨーロッパなどではクリスマス頃に尊ばれる縁起木ですが、ヒイラギとは別種のモチノキの仲間になります。ヒイラギは雌雄異株で実がなる雌株には黒い実がつきます。写真のヒイラギは雄株になります。ヘリグロテントウノミハムシというテントウムシに似た小さなハムシの成虫やその幼虫によって葉をボロボロにされることもあります。写真のヒイラギは葉に白い斑が入った斑入りヒイラギです。