こんな大きなヨトウムシが

マーガレットに付いたヨトウムシです。いつの間にかこんなに大きくなっていました。ヨトウムシはヨトウガの幼虫ですが、この仲間にはハスモンヨトウはじめ数種類がいますが、一般的にはそれらを総称してヨトウムシと呼んでいます。次の写真はハスモンヨトウになります。

ヨトウムシは特定の植物ではなく、いろいろな植物を食害します。葉の裏に数十個の卵を産み付け、孵化した小さな幼虫はどんどん葉に穴を開けるように食害していき、大きくなると葉がなくなるほどの被害を及ぼします。主に夜間に活動し、日中は浅い土中に潜ってしまいます。食害跡や糞は確認できるものの、虫自体を見つけることが難しくなってしまいます。退治するには明け方に地上部に付いているのを探すが、株近くの土を掘って探して補殺することが基本になります。

5月講習会が始まりました

今回の講習会ではアンゲロニアとニチニチソウ、ペチュニアの3種の夏の最中でも花を咲かせてくれる丈夫な花を白いプラ鉢に植え付けます。( 回によって花色などは異なります。) また、講習では「夏植物のメンテナンスの仕方」についてお話ししています。

卯の花の匂う垣根に・・・

ウツギは日本や中国に自生するアジサイ科ウツギ属の落葉低木で5月から6月に白い花を咲かせます。ウツギ(空木)の名は茎が中空であることから名付けられているようです。ウツギと名がある植物でもタニウツギやハコネウツギのようにスイカズラ科のグループと本種のアジサイ科(ユキノシタ科)のグループに分けられます。卯月(旧暦の4月)に花が咲くことから卯の花とも呼ばれています。上の写真は日本の固有種になる矮性種のヒメウツギになります。ヒメウツギに匂いは全然ありません。

「卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来鳴きて 忍音もらす 夏は来ぬ」

ハコネウツギ

モッコウバラの剪定

モッコウバラが散りはじめたので、思いっきり剪定をしました。一気に寂しくなってしまいました。毛刈りされた羊のようです。45Lのゴミ袋6つ分の剪定枝です。

アオムシを見つけられますか

チンゲンサイに付いたアオムシが2匹。実が膨らんできたと思って見ていたら、葉を食い尽くして実にかぶさっているアオムシを見つけました。大きさも太さも同じようなので目を凝らさないと見つけることはできません。

近くの鉢には蛹になったアオムシが付いていました。

繁茂する黄モッコウバラ

東京都美術館に行く道すがら、すごいモッコウバラを見つけました。上野の清水観音堂の裏庭に大木に覆い被さるように繁茂している黄モッコウバラがありました。15m近くあるでしようか。こんなにも伸びていくことに驚かされました。これだけ木にかぶさって繁茂すると台木になっている木が何か分かりませんでしたが、枯れてしまうでしようね。

ヤマボウシ(山法師)の花

ヤマボウシはミズキ科ミズキ属の落葉高木でハナミズキの近縁種になります。ハナミズキが葉が出るより先に花が咲くのに対してヤマボウシは葉を展開した後に花を咲かせます。花期もハナミズキより遅れて初夏を代表する花になります。

カイガラムシやアブラムシが付くことがあり、葉が黒くなるすす病を発症することがあります。また、中国原産の常緑ヤマボウシは近年人気になっています。

バラの季節になるとやってくる奴がいる

チュウレンジバチは5月から10月にかけて年に数回発生する黒い羽でオレンジ色の胸と腹を持つハバチです。成虫がバラなどの茎に卵を産みつけ、大量に孵化した幼虫が一斉に葉を食害していきます。その勢いは圧倒的で、瞬く間に硬い筋だけ残して食べ尽くしてしまいます。気付かぬうちに食害され、下に落ちた糞で気が付くことも多くあります。蚊などのエアゾール式の殺虫剤も効果的です。